特定非営利活動法人 トラストサルン釧路(くしろ)

①活動をはじめたきっかけ
1987年に指定された釧路湿原国立公園は湿原の中央部分であり、辺縁の湿原や周辺の丘陵地帯は指定されなかった。国立公園に指定されただけでは湿原を守れないと思った有志が、自然保護地を確保して湿原を保全しようと、1988年にナショナルトラスト活動を始めた。
②活動内容
27カ所、456haの自然保護地を取得し、管理している。伐採され樹木のない土地などは植林による緑化活動を実施。地域の遺伝的特性を守るという観点から釧路湿原周辺で採取した種子から苗を育て、植林している。また市民公開の観察会を行うなど啓発活動も行っている。