伊藤 裕子(53)
①活動をはじめたきっかけ
勤務するスイミングクラブが障害を理由に入会を断った子どもに対して、休日に、浜松市の市民プールで個人指導を行う。徐々に水泳指導の希望者が増えたため、1992年に退職して障害者水泳教室を開設した。
②活動内容
当初は障害者への理解が進んでおらず市民プールの職員や利用者から苦情があったが、その都度、理解を得られるよう説明してきた。指導した中には、懸命に練習してパラリンピック出場を勝ち取り、メダルを獲得した子どももいる。近年は水中活動がリハビリに適していると注目され、大学教授や医師などが見学に訪れている。