村中(むらなか) 李衣(りえ)(56)

①活動をはじめたきっかけ
慶応大学医学部助手時代に入院中の子どもたちへの読書療法を始める。絵本が心の支えとなり、人と人とをつなぐ力になることに気付き、1982年に全国の小児病棟で絵本の“読みあい"ボランティアを開始した。
②活動内容
病院や児童養護施設、老人保健施設で絵本の“読みあい"を行う。心に傷を負った子どもたちが生きることに前向きになり、認知症の高齢者にも良い影響を与えている。2011年からは女子受刑者の更生プログラムとして“読みあい"を開始。家族との絆を見つめ直すことで、社会復帰や再犯防止が期待されている。