渡部 和子(76)
①活動をはじめたきっかけ
筋ジストロフィー患者らで構成する「西多賀七宝サークル」への制作指導を、1990年に師から引き継いだ。
②活動内容
週1回、仙台市の西多賀病院において七宝焼きのアクセサリーや額絵などの制作を指導している。2012年には、15人のメンバーと3年をかけて制作した作品が東北現代工芸美術展において審査員特別賞を受賞。活動を続けていると、仲間が亡くなることにやりきれなさを感じてしまうが、患者の意欲的で前向きな姿勢に勇気づけられる。これからも笑顔で寄り添いながら指導を続け、患者たちを支えていきたいと考えている。