岸 道子(63)
①活動をはじめたきっかけ
視覚障害者である知人の、もっと本を読みたいという思いを聞き、何かできないかと1991年に点訳を始めた。
②活動内容
1年半の点訳講習を受け、山形点訳赤十字奉仕団に入団。点訳作業では漢字の正しい読み方に気を配る。人名や地名は重要な情報となるため、辞書を片手に資料を広げ、正確に点訳することを心掛けている。現在ではパソコンの利用により作業はスピードアップしているが、視覚障害者の求める点訳本の数には遠く及ばない。2011年に奉仕団の代表となった岸さんは、一人でも読者がいる限り活動を続けていきたいと思っている。