小栗(おぐり) 睦津世(むつよ)(63)

①活動をはじめたきっかけ
中学生の時に左目を失明、病院で出会った点字を独学で習得。点訳本を作りたいとの思いから、1974年に点訳ボランティアとして活動を始めた。
②活動内容
2002年から中津少年学院において、被害者の心情を理解する更生プログラムの一環として小説や絵本の点訳指導を行っている。犯した罪の重さや自責の念によりふさぎ込んでいた少年が、人の役に立てるかもしれないと感じることで、自信をつけて前向きになっていく。完成した点字本は図書館に寄贈する。2010年からは大分刑務所の受刑者への点字指導も開始した。